Samba-JP News Release 20000707-1

報道関係各位

2000.7.07 日本Sambaユーザ会

いつもお世話になっております。

このたび日本Sambaユーザ会では「Samba 2.0.7 日本語版」を正式にリリースいたしました。
SambaはUnixマシンをWindowsのファイル／プリンタ・サーバとするCIFS/SMB サーバで、オープン・ソース・ソフトウェアです。

Samba 2.0.7 日本語版はオリジナルの2.0.7をベースに、SWAT(SambaのWebによる管理ツール)の国際化を実装し、Windowsの日本語機種依存文字をサポートしています。

ダウンロードは、以下からお願いします。

• https://www.samba.gr.jp/pub/samba-jp/samba-2.0.7-ja/
  
• ftp://ftp.samba.gr.jp/pub/samba-jp/samba-2.0.7-ja/
  

Samba 2.0.7 の新機能

オリジナルの Samba 2.0.7 は、2000年4月26日にSambaTEAMにより公開されました。主な特長としては Windows2000に対応したことがあります。これ以前のSambaのバージョンでいくつか不具合のあった点が修正されていますので、特にWindows2000を使っている環境ではバージョンアップされることをお勧めします。
また、このバージョンでは、私達日本Sambaユーザ会がこれまで本家SambaTEAMに要望していた、国際化対応の機能が盛り込まれました。これにより、Samba日本語版がより完成度の高いものとなり、新たにSWATの国際化機能も実現することができました。

Samba 2.0.7 日本語版の主な特長

オリジナルの2.0.7をベースに、主に次の2点の機能向上を図っています。

1. SWAT(SambaのWebによる管理ツール)の国際化版を実装
2. 日本語機種依存文字のサポート

1. SWATの国際化対応機能とは、Webブラウザの言語にあわせて自動的に言語を切り替えることができる機能です。
つまり、英語版のWebブラウザを使用した場合はメッセージが全て英語で表示され、日本語版のWebブラウザを使っている場合は日本語で表示されます。他の国の言語の場合でも同様に扱うことができます。また、使用言語を自由に切り替えることもできます。

2. 日本語機種依存文字のサポートとは、従来サーバ側のコード(coding system)としてシフトJIS以外を使用した場合、Windowsの日本語機種依存文字（丸数字やギリシャ文字等）が文字化けすることがありましたが、本版では問題なく使用できるようになりました。これによりファイル名などにおける日本語固有の問題がほぼ解決しました。

（ご注意）

これまでSamba 2.0.5a日本語版を使われていたユーザは、重要な注意点があるため、パッケージに含まれるリリースノート、ドキュメントを確認下さい。

Samba 2.0.7 日本語版の解説

Webページ（Samba日本語版のダウンロードもこちらからできます）

https://www.samba.gr.jp/project/samba-ja/

Samba 日本語版インストール方法についてはWebページのSamba 日本語版インストールガイドを参照願います。
※現在はソースコードのみの配布となっていますが、バイナリパッケージにつきましては準備が出来しだい順次公開してまいります。

（お願い）

各OS用のバイナリパッケージを提供して頂ける方を募集しておりますのでご連絡をお待ちしております。

Samba 日本語版の貢献者

Samba 日本語版は、以下の方をはじめとする多くの方によって開発されました。

SWAT 国際化版

河原亮 KAWAHARA Ryo (rkawa@samba.gr.jp)

日本語機能改良

三浦広志 MIURA hiroshi (miura@samba.gr.jp)

2000年5月16日にSamba 日本語β版を公開し、βバージョンの動作テストには多くの皆様にご協力頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。
何かお気付きの点などがありましたら、staff@samba.gr.jpまでご連絡願います。

今後とも日本Sambaユーザ会の御支援をよろしくお願いいたします。

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