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日本 Samba ユーザ会 (Samba Users Group Japan)

Samba Team John H Terpstra氏との懇親会

Samba Team John H Terpstra氏との懇親会

日時:9月10日(金曜日)16:00〜
場所:ターボリナックス ジャパン(株)オフィス(渋谷区上原)

概 要
Sambaとは、UNIXマシンをWindowsマシンからネットワークで共有するためのオープンソースソフトで、1994年頃開発され、現在LinuxをはじめSUNやHP-UNIXなど多くのUNIXで利用でき、世界的にも有名なソフトウェアである。
今回このソフトを開発した、SambaTeamのJohn H Terpstra氏の来日に合わせて、Sambaの日本語版の開発者やユーザーとの会合が行われた。
※SambaTeamとJohn H Terpstra氏(一番左側)
 http://us1.samba.org/samba/team.html

John H Terpstra氏の話

1. Samba誕生の秘密
 1994年9月頃、CSIRRの人からJohn氏のもとに、InteractiveUNIX(その後SUNが買収)で使うためのPDSをコンパイルしてくれないか、という連絡があり、このソースコードをもらって6時間後にバイナリを送り返した。これを何に使うかと聞くと、WfW(Windows for Workgroup) のUNIX版だった。これがJohn氏がSambaに関わるようになったきっかけである。
当時、John氏は LANtastic でコンサルタントをしていて、Windows 3.1/DOSのTCP/IPスタック製品を開発するのが仕事だったが、同社では、PCのNFS ソフトとしてBWN(B&W?) nsfd ?(スペル不明) というソフトを使っていた。ところがOLE 2.0 を実装した Microsoft Office 4.3 が出荷されると、ファイルポインタが 32 ビットに拡張されたために、ファイルのロック失敗などで多くのファイルがクラッシュする事故が数多く発生した。
このNFSの仕様では16 ビットしかサポートできないため、当時この問題については、Sun も Microsoft もサポートしてくれなかった。Microsoft はWindows NT Server と LAN Manager を使えと言うばかりだった。

この問題を解決する手段として Andrew Tridge さんの作っていたソフトを試してみることにしてみたが、試してみるとやはり同じ様な問題が発生してしまった。そのことをTridge さんに連絡したところ、「それは対応しようと思っていたところだ。」といって、ソースコードを見て、例えばセミコロンを幾つか付け忘れていたなど、ソースコードの小さい不具合を修正して、すぐに解決してくれた。そこでJohn氏はこれを使うことにした。
最初は、「PDS なんて(使い物になるはずが無い)」と言っていた人達も、実際にうまく動くのを見てとても満足してくれた。その後、John氏は同じような問題を抱えている会社に Samba を紹介していった。このため、Andrew さんのは一日何百通もの質問のメールを受け取るようになってしまい、とてもソフトウェアのコーディングどころではなくなってしまった。そこで Andrew氏と、John氏がコーディングに専念できるようにするため、SambaTeam を結成することになった。これが、SambaTeam を作ったいきさつである。

2. SambaTeamの発足
1995年5月
オーストラリアのキャンベラに最初のメンバーが集まり、そこで、これまで多くの人がソースコードを寄付したので、ある一定のルールを設けて Samba Team を結成した。現在このチームに参加している主要メンバーは世界で20人である。

1995年8月
その当時で世界中で約8万台使われていたらしいが、現在ではその数は推測不能であり、一説によると世界中で500万台以上の様々なUNIXプラットフォーム上でSambaが利用されている。例えば米ボーイング社やHP社では数千台規模で利用しているという事も聞いているし、日本のメーカー(例えばNECや東芝など)でもたくさん利用していると聞いている。このことは、どこの企業も公表したがらないようだ。(^^;)

(※SambaTeamのメンバーとは実際に会った事はありますか?の質問に対して・・)
SambaTeamのメンバーは、同時に9人が9か国から集まったというのが最大で、あとは直接会った事はないとのこと。
 メンバーの中でも一番の貢献者は Andrew氏だが、Kerl(Karl?)氏とかJeffery氏(今はSambaTeamから離れた)もSambaの開発に非常に貢献した。
現在はAndrew氏とSGIのJeremy氏の2人がTeam全体を引っ張っており、新バージョンをリリースする際のソースコードのチェックなどはこの2名が最終判断を下している
(どちらかというと主に品質の管理はJeremy氏が担当している)

3. これまでのSambaリリースの経歴について
(1997年2月)
初期Release-1.9.16
 1時間後に3000ものバグレポート。このバグ修正には1週間かかった。
1.9.17:WINSとロックの改良。
 1.9.17p5 も良い(good)リリースだった。
1.9.18:oplocksの追加。
1.9.18PL10:安定バージョン完成。
現在のCVS系統
2.0系:(STABLE)
2.1系:(experimental)QC制御無し(セキュリティーに問題があるため)リリースの予定はない。
次はいきなり3.0系の予定!
(ドメインコントローラの機能がリリースされる予定!)

4. Sambaの国際化の話題
内部ユニコードでM17Nを目指す。
TurboLinux社ではgettextを使ったがポータビリティがないとの事で残念ながら却下になっている。
日本語化など、出来たらソースコードをSambaTeam宛てに送って欲しい、そうすれば実際にチェックをして良い悪いの判断が出せると思う。テストできる環境もTeam側で一応用意してしている。

※その他、余談など
Q.Windows98からSambaにアクセスすると遅いという問題について
A.これはどちらかというとWindows98の問題(バグ?)ではないか?。
 (おそらく、2.0.6以降で修正される予定)

Q.(その席上での質問で無いが)Samba と呼ぶようになったのはいつ、どのようにして? 
A.いつかはわからないが、SMB server (Samba の初期の頃の名前) という名前が Syntax の持つ商標となっているため適当な名前を探していて、
'egrep '^s.*m.*b' /usr/dict/words`
・・として決めたとのこと。
 (参考URL) http://www.secretagent.com/interviews/tridgell.html


会合の後さらに多くの方々を迎えて、近所の料理屋で懇親会を持ちました。
 (その時の模様はこちらです)

会合の出席者:
・SambaTeam John H Terpstra氏とTurboLinux開発メンバの皆さん
・佐藤文優<fumiya@cij.co.jp>
・太田俊哉<oota@ppd.fc.nec.co.jp>
・高橋基信<monyo@home.monyo.com>
・小田切耕司<odagiri@icc.melco.co.jp>
・任田聖司<seiji.tohda@tfa.toshiba.co.jp>

HTML作成:任田


会合の様子
PHTの平野さんと
John H Terpstra氏
高橋、小田切、佐藤 Samba Teamの
John H Terpstra氏
日経Linuxの末安さん
任田、太田
John H Terpstra氏と
小田切

撮影:小田切



Copyright © 1999-2018 日本 Samba ユーザー会 (Samba-JP)
2011-12-19 01:17:45 JST 更新