[an error occurred while processing this directive]
Contents
Sambaとは?
Samba日本語版
ドキュメント
技術情報
紹介&リンク
Community
プロジェクト
メーリングリスト
イベント
ユーザー会
etc...
お問合せ
ご支援・ご協力
日本 Samba ユーザ会 (Samba Users Group Japan)

Samba 2.2とLinux (Kernel 2.4) によるWindowsネットワーク構築ガイド

(3) SWATを起動

Sambaの設定はsmb.confファイルに設定パラメータを記述することで行う。
このファイルは、/etc/samba/ディレクトリにある(Turbolinux 7のオリジナルSambaでは/etc/ ディレクトリにある。)
このファイルはviエディタやemacsで編集すればいいが、初心者にはかなり難解であり、経験者でもパラメータのスペルを忘れがちだ。

そうした人のためにSambaには標準でSWATというSamba Web管理ツールが同梱されている。これを使うとWebブラウザからSambaの設定や管理が可能になる。
SWATはhttpプロトコルでアクセスするが、SWAT単体ではサーバとして動かすことはできない。
かといってApacheなどのhttpdサーバにアドオンするものでもない。

SWATにはいくつかの起動方法があり、一般的な方法は以下である。

  • inetd経由で起動
  • xinetd経由で起動
  • webmin経由で起動
  • stunnel経由で起動

かつてはinetd経由の起動が多かったが、最近のディストリビューンではinetdの替わりにxinetdを採用するようになったため、Red Hat Linux 7.xやTurbolinux 7.0ではxinetd経由で起動する。

Mirale Linux V2.0もxinetd経由で起動可能であるが、セキュリティの観点から暗号化通信可能なwebmin経由の起動を標準設定・推奨している。

inetd,xinetd経由で使用する場合は、通信が暗号化されずrootのパスワードなどが他者から盗聴可能なのでファイアフォール内のイントラネット以外で使用することは推奨しない。

MIRACLE LINUX V2.0は標準でwebminからSWATを利用可能にしてあるが、Red Hat Linux / Turbolinux では標準で利用できないようになっている。

使用できるようにするには以下の2つのコマンドをrootで実行する。

# chkconfig swat on
# service xinetd restart

Turbolinuxはこれだけで使用できるようになるが、Red HatのオリジナルSambaの場合はリモートからのSWAT接続はできないので、/etc/xinetd.d/swatファイルの以下の行を削除することも推奨する。

only_host=localhost

SWATの起動方法はWebブラウザから、Red Hat / Turbolinuxの場合 http://Sambaサーバ名:901/ でアクセスし、MIRACLE LINUX V2.0の場合は、https://Sambaサーバ名:10000/ で一旦Webminにログインしてからサーバメニューの中からSambaを探してSWATのアイコンからログインする。

xinetd経由もwebmin経由でも起動時に認証が必要なので、ユーザ名としてrootを、パスワードとしてrootのものを入力する。


図5

しかし、SWATはWindows版のMSIEかNetscapeで使用するようにして欲しい。

Linux版のNetscape 4.xなどを使用してはいけない。

 この理由はNetscape 4.x以前にはバグがあって、入力データをSWATに正確に送らないため、設定を変更するとsmb.confが壊れてしまうことがあるからだ。
 Linuxのnetscape4.xからの場合では参照だけにして欲しい。(Netscape6.xやMozillaでは修正されているようだ)


前のページ ホーム 次のページ
(2) 上に戻る (4)

ミラーサイト: [ WWW: master ] [ FTP: ring | kddilabs | plathome | mex | master ]

Copyright © 1999-2024 日本 Samba ユーザー会 (Samba-JP)
2011-12-19 01:17:50 JST 更新