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日本 Samba ユーザ会 (Samba Users Group Japan)

Samba 2.0新機能紹介

Samba 2.0新機能紹介

1999.12.29改定

ここでは、Sambaのバージョン1.9.18に対し、バージョン2.0で追加になったり、変更になったりした機能を紹介します。
Samba機能詳細も参照ください。)

主な新機能

  • 性能向上
    Ziff-Davis NetBench benchmarkでの記録を更新し、さらに性能が向上しました。
    その結果が、 http://www.zdnet.com/sr/stories/issue/0,4537,2196106,00.html   で公開されています。
    確かにNTよりもLinux+Sambaの方が性能がいいように見えますが、端末1〜4台ではNTの方が性能がいいことも見落としてはいけません。
     
  • WindowsNTクライアントからの64ビット・ビューのサポート
    NTクライアントからのファイルシステムアクセスに対し、64ビット・ビューがサポートされ、大規模ファイルシステムに対応しました。
     
  • 移植性向上
    従来は、ユーザが手でMakefileを変更し、makeする必要がありましたが、configureコマンドによる自動設定機能が追加され、インストールが簡単になりました。

     
  • WebベースGUIコンフィグレーション機能のサポート
    SWATというツールが追加され、smb.confの修正などがWebベースで簡単に行えるようになりました。
     
  • プロトコル間のデータ整合性保証
    oplocks(opportunistic locks)がプロトコル間、プロセス間のデータ整合性を保証します。
    例えば、SambaとNFSの間でデータの整合性が保証されます。
  • ドメイン・クライアント・サポート
    SambaサーバもNTサーバと同じようにNTドメインのメンバー・サーバにできるようになりました。
  • ドキュメントの変更
    マニュアル・フォーマットとして、HTML,SGML,TXTフォーマットが追加されました。

注意すべき変更点

  • security=userがデフォルトに変更
    従来は、security=shareがデフォルトでしたが、2.0よりsecurity=userがデフォルトに変更されました。

    smb.confにおいてsecurityパラメータを明示設定していない場合は、2.0へのバージョンアップ時に
    security=shareを指定する必要があります。
     
  • smbpasswdの変更
    SambaのSMBパスワード・ファイル(/usr/local/samba/private/smbpasswd)の内部形式が変更されたため、Samba 2.0の環境でmksmbpasswd.sh を用いて smbpasswd ファイルを作成すると、デフォルトではSambaに接続できなくなってしまいます。
    WindowsユーザがSambaを使用できるようにするには、smbpasswd コマンドの  "-e" オプション(enable)を使って以下のようにする必要があります。(UNIXのrootユーザで行います

    /usr/local/samba/bin/smbpasswd -e ユーザ名

    WindowsNT4.0サービスパック3およびWindowsNT5.0ベータ,Windows98,Windows2000での注意事項も参照下さい)

    Samba 1.9.18の環境で作成したsmbpasswdファイルは、以下の要領でSamba 2.0形式に変換する必要があります。
    (これも当然UNIXのrootユーザで行います cd /usr/local/samba/private mv smbpasswd smbpasswd.old cat smbpasswd.old | /usr/local/samba/bin/convert_smbpasswd > smbpasswd

SambaのPDC(プライマリ・ドメイン・コントロール)機能について

従来は、Windows95/98のPDC(プライマリ・ドメイン・コントローラ)にしかなれませんでしたが、WindowsNTクライアントに対するドメイン・ログオン機能もSamba2.0には含まれています。

しかし、この機能はまだバグがいくつか残っているため、上の主な機能にまだあげられていません。

一般ユーザの使用は、まだ避けた方がいいでしょう。

PDC機能の開発に協力したい方は、以下にあるSamba-NTDOM メーリング・リストに参加しましょう。

http://samba.org/listproc/ 

詳細について、以下も参照ください。
http://samba.org/cvs.html 


SambaサーバをNTドメインのメンバー・サーバにする方法

  1. Sambaのデーモンをすべて停止させます。
     
  2. WindowsNTのサーバー・マネージャー(SRVMGR.EXE)を起動し、Sambaマシンをドメインに追加します。
    メニューの「コンピュータ」−「ドメインに追加」をクリックし、「WindowsNTワークステーションまたはサーバ」で追加します。
     
  3. Sambaサーバ上で以下を実行し、NTドメインのメンバーに追加します。(UNIXのrootユーザで行います

    /usr/local/samba/bin/smbpasswd -j DOM -r DOMPDC

    ここで、DOMはNTドメイン名、DOMPDCはNTのプライマリ・ドメイン・サーバ名です。
     
  4. /usr/local/samba/lib/smb.confの[global]セクションを以下のように変更します。

    security = domain
    encrypt passwords=yes
    workgroup = DOM
    password server = DOMPDC DOMBDC1 DOMBDC2


    ここで、DOMはNTドメイン名、DOMPDCはNTのプライマリ・ドメイン・サーバ名、DOMBDC1 DOMBDC2はバックアップ・ドメインコントローラ名です。
     (NTドメインに全Sambaユーザが登録してあるなら、/usr/local/samba/private/smbpasswdは作成する必要はありません)

従来のsecurity=serverとsecurity = domainの違い

以下の点では、security=serverとsecurity = domainは同じです。

  • ユーザがSambaサーバにアクセスするには、ローカルな UNIX ユーザを作成する必要があります
  • NTサーバに認証してもらう場合は、WindowsのCAL(クライアント・アクセス・ライセンス)の購入が必要です

security=serverとsecurity = domainの違いは以下です。

  • "security = server" の場合、Samba使用中は、認証しているサーバに対してコネクションを張ったままですが、 "security = domain" の場合、Sambaはユーザを認証する間だけ、PDC や BDC に接続するだけで、すぐにコネクションを切断します
    (NTのライセンスが同時使用ユーザ数の時、効果あり)
  • "security = server" の場合は、encrypt passwords=noで構いませんが、"security = domain" の場合、encrypt passwords=yesとする必要があります。

SWATのインストール方法

SWAT (Samba Web Administration Tool)を使うと以下のことがWebブラウザ経由でできるようになります。
SWAT デモページ

  • オンライン・ドキュメントの参照
  • smb.confの編集や確認
  • パスワードの変更
  • Sambaの状態表示やサービスの再起動

SWATインストール方法は以下の通りです。

  1. /etc/servicesの変更
    以下のエントリを追加します。

    swat 901/tcp
     
  2. /etc/inetd.confの変更
    以下のエントリを追加します。

    swat stream tcp nowait.400 root /usr/local/samba/bin/swat swat

    「パスワードなし」(テスト用)で起動する場合は、以下のエントリを追加します。

    swat stream tcp nowait.400 root /usr/local/samba/bin/swat swat -a

  3. inetd に HUP を送信
    inetd をリスタートする為に, inetd のプロセスに HUP を送信します。

    kill -HUP  (inetdのプロセス番号)

    inetdのプロセス番号は、ps -ef | grep inetd などで調べます。
    (psのオプションはOSによって異なります)

     

  4. Webブラウザからの接続

    Sambaサーバからは以下で接続します。
    http://localhost:901/

    Windowsクライアントからは、以下で接続します。
    http://Sambaマシン:901/

    パスワードを聞いてきたら、ユーザ名にroot、パスワードにrootのパスワードを入力します。

*注)SWATでは、TELNETやFTPと同じようにパスワードがネットワーク上をプレーン・テキストで流れます。
インターネットに公開するサーバでは、SWATを使用しない方がいいでしょう。
イントラネットで使用する場合も、TCP Wrapperなどでアクセス制限をしたほうがいいかもしれません。


小田切 耕司 odagiri@samba.gr.jp


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2011-12-19 01:17:51 JST 更新